折り紙顕微鏡は購入できる?値段と使い方は?世界ふしぎ発見

 

2017年1月21日の世界ふしぎ発見では、「未来を変える冒険者たち!」と題して、今世界が注目する3人の冒険者たちを紹介されます。

『冒険者たち』とは、米国の雑誌ナショナルジオグラフィックのプログラム、『エマージングエクスプローラー』から選ばれた3人のこと。

その3人のうちのひとり、マヌ・プラカシュ氏が発明した折り紙顕微鏡が話題になっています。

顕微鏡というとゴツい機械というイメージですが、プラカシュ氏の顕微鏡は文字通り、紙を折って簡単に作ることができる顕微鏡です。

今日は、折り紙顕微鏡の使い方や値段、購入方法をご紹介します!

 

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エマージング・エクスプローラーとは?世界ふしぎ発見で紹介!

折り紙顕微鏡

出典:ナショナルジオグラフィック公式サイト

エマージング・エクスプローラーとは、雑誌『ナショナルジオグラフィック』で、毎年選出されている優秀な若者たちのことです。

エマージング・エクスプローラーってなに?
「エクスプローラー」は一般に「探検家」と訳されますが、ナショナル ジオグラフィックがいうエクスプローラーには、未知の知識を探りに行く人という広い意味があります。そのなかでも、主に若手の先進的なエクスプローラーを支援するプログラムが、「エマージング・エクスプローラー」です。毎年、世界で十数人を認定し、1万ドルの支援金が贈られます。

出典:ナショナルジオグラフィック公式サイト

様々な分野で先進的な活動をする若者を支援しているんですね!

実は、このエマージング・エクスプローラー、日本人も選出されているんですよ〜。2009年に東京大学大気海洋研究所の佐藤 克文教授、2016年に、エジプト考古学者の河江肖剰さんが選出されています。

特に、考古学者の河江さんは、『世界ふしぎ発見』のエジプト特集にもたびたび出演されているので、知っている方も多いのでは?

 

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折り紙顕微鏡(世界ふしぎ発見)とは?使い方もチェック

折り紙顕微鏡

出典:kickstarter公式サイト

こちらが実際の折り紙顕微鏡の写真です。

従来の顕微鏡とはまったく違いますね∑(゚Д゚)薄い!そして、おしゃれ!!

折り紙顕微鏡は紙でできています。

でも、紙製といっても、とても丈夫で耐水性もあり、それでいて重さは9グラム。

さらに電源もいらず、50セントという安価で作成可能なのだとか。標本は最大で140倍まで拡大できるんだそうですよ。

裸眼で覗き込んでもいいですし、スマートフォンで撮影することも可能なんです。日常では目にすることのないミクロの世界が、ぐっと身近になりそうですね!

           


こちらの動画では、折り紙顕微鏡を組み立てる光景や、実際に見える映像を見ることができます^^

開発者のマヌ・プラカシュ教授は、この折り紙顕微鏡を開発した理由をこう話しています。

ひとつは、マラリア等の血液によって感染する病気が蔓延する地域で、低コストで誰にでも使える顕微鏡を作りたかったから。

もうひとつは、世界中の子供たちに科学への興味や学びの機会を持って欲しいから。

こんなにシンプルな材料で顕微鏡が作れてしまうなんて!しかも電気もいらないなんて、これまでの常識をくつがえす発明ですね。

 

 

折り紙顕微鏡(世界ふしぎ発見)の値段や購入方法は?

折り紙顕微鏡

出典:kickstarter

残念ながら、現段階では普通に購入することはできないようです。クラウドファンディングで資金を集めている途中とのこと。

こちらのサイトkickstarterから出資にできます。出資金に応じて、折り紙顕微鏡を入手することもできるようです。出荷は、2017年8月を予定されています。

折り紙顕微鏡をゲットできるだけでなく、世界中の子供たちに顕微鏡を届ける手助けにもなるようですよ^^

※Support this project欄を見ると、今応募できるのは20ドル〜、2017年8月発送の商品みたいですね。

※「Reward no longer available」となっているものは、応募が締め切られています。

※スマートフォンからは、kickstarter内foldscopeのページ、クリエーターの写真の下の項目『Rewards / Campaign / Updates』の『Reward』から、応募可能なものを見ることができます。

※サイト内はすべて英語表記になっていますので、ご注意ください。

 

さいごに

子供だけでなく、大人もわくわくする折り紙顕微鏡。

使い方も簡単ですし、なにより携帯性バツグン!この顕微鏡を持ち歩いて、行く先々で気軽に気になったものを拡大して見ることができたら…すごく楽しそうですね!!!なんだか夏休みの自由研究が何倍も楽しくなりそうですよね(*´꒳`*)

現段階では、個人が気軽に購入することは難しいかもしれません。ですが近い将来、身近なツールとして利用できる日がきそうですね。その時は、使いやすいお値段だといいなぁと思います。

「世界中の子供たちに科学への興味と学びの機会を持って欲しい。」という開発者の願いから作られた折り紙顕微鏡。すべての子どもたちが平等に教育を受けるきっかけになれば、素敵だなぁと思いました。

>>関連記事は、クジラが自撮り?!バイオロギングの権威、佐藤克文氏とは|世界ふしぎ発見

 

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